事業所訪問

南区で建設現場の養生資材のレンタルをされている株式会社Ａ(ア-)−ｋａｒｕ(カル)さんを訪問しました。

今回は、南区で建設現場の養生資材のレンタルをされている株式会社Ａ(ア-)−ｋａｒｕ(カル)さんを訪問しました。

内装工事の際に、ビニールシート（養生シート）で床等が覆われているのを目にすることがあると思いますが、アーカルさんは、シートではなくパネルなんです。

１年ほど前に今の事業をスタートされ、名古屋では仕事が取れず、東京に行くこともしばしば。

アポなしで、現場に飛び込み営業するそうです。「姉ちゃんには、現場のこと何にも分からんでしょう！」などと言われることも多いそうですが、顔は覚えてもらえるとか。

もともと弟さんと建築美装工事の仕事をされており、養生資材が使い捨てで廃棄処分をするにも経費がかかり負担になっていることに目をつけられました。

建築図面に合わせて、必要な分だけ養生パネルを建設現場に届け、工事が終わったら回収する。パネルが分厚くキズつきにくく丈夫と評判も良いようです。

最近は、現場美化や環境を考える会社が多くなっており、ゴミの削減、環境にも優しい、経費削減にも繋げられる欠かせない存在なのでしょう。

（製品については同封リーフレットをご覧下さい。）

ちょうどお邪魔した日には、障害者の方が、養生パネルの組み立てをしてみえました。

知的障害があるにも係わらず、覚えがよく、まじめに作業をしてくれると湊社長も従業員さんも喜んでおられました。（湊社長とのご縁は、社長が「障害者を雇用したい。」と、7月に牟田事務所を訪れられたことです。その場で名古屋市役所を訪問し、とんとん拍子に話が進みました。牟田はとても不思議だったといいます。）

小学生の頃から、障害者の方と触れ合う機会もあり、障害を持った友達もみえるそうで、「厳しい時代だが、彼らのためにもどんどん仕事を取って来たい！」

子供の頃から、ご両親に「自分に幸せがあったら、他人にも分けてあげなさい！自分以外の人のことを考えなさい！」と育てられたそうです。

そのせいか、お話を伺っている最中にも、「何故、自分の役員報酬も充分に取れず、余裕があるわけでないのに、頑張れるのか？不思議なくらいでした！」（「私も甘えていられないと思いました。」と言うと、社長は「だって甘えるとこないもん」と笑っておられました。これが成功？【幸せの鍵】でしょうか？）

20代後半の湊社長は、9歳、8歳の2人のお嬢さんのシングルマザーでもあります。女の子には、強くなってもらいたい！子どもの頃からいろんなものに触れて、誰とでもコミュニケーションをとれる子になって欲しい！湊社長自身、ピアノ留学されピアノの先生でもあります。一方で、サーフィンも趣味だとか！仕事もプライベートもやりたいことが沢山のパワフル社長です。

これだけパワーがあるママを見ていれば、お嬢さんは、充分強くなること間違いなしでしょう！女性はどんどん強くなりそうです（笑）

でも、その社長がポツリと「子供たちが後を継いでくれるかなぁ」には、少し驚きました。(三輪、慶子)