事業所訪問

大人から子どもまで食べられる 肉と野菜と夢がつまったスタミナ料理。 餃子専門店の黒兵衛さんを訪問しました。

アイスクリーム卸業のオノダ様の異業種進出です。

店長さんは本場中国で修行を積んだ…訳ではなく、調理学校を出て、有名デパートの調理担当をします。

その後転職し、オノダ様でドライバーの道に進みました。

アイスを運ぶ仕事ももちろん楽しいけれど、本音は食の世界に未練もあったそうです。 そこで店長に朗報！なんと社内で異業種進出しかも飲食業の話が持ち上がりました。

『はい！はいはい！僕がやります！やりたいです！！』と立候補。

本店で修行を積んで、愛知に舞い戻ってまいりました。そしてその餃子のお味は？？？　外はもっちもち、中はふっくらジューシー。 皮の練り上げに鶏がらスープを使います。

餃子のタレ、ラー油はもちろんですが、酢醤油、唐辛子おろし、柚子胡椒など、女性が大好きな調味料も揃っています。

ビールもいいけど、ワインや日本酒などにも合いそうな、さっぱりした食べやすい味で、ヘルシーです。特に水餃子は刺激物がまだ食べられない小さなお子さんでも、食べられそうな食感と優しい味です。

毎日、黒兵衛の味を出すこと、これがなかなか悩ましいです。

そもそも同じ味の野菜や肉はなく、同じ畑の白菜にも味に個性があります。

同じ味を保つために、毎日ほんのわずかの調整を行います。「レシピはあくまで基本であって、それが全てではない」そうです。

実はオノダ様は、福岡の黒兵衛さんでは障害者を雇用され、障害の程度が大きく改善された点を見て、自社でやりたい、と決定されたそうです。ゆくゆくは障害者雇用にも挑戦したいとおっしゃいます。

包丁や火など危険な気もしますが、 厨房は最低限の器具のみで広くスッキリしており、設備も整っています。いい設備です。 そして健常者にはないハイレベルな正確性と根気を要する業務もあります。

いまの課題は餃子の餡（アン）です。 インパクトのある目玉商品で打って出たいところですが、あんこ、チーズ、ウコン入りなど、既に色々な品が出回っているので、オリジナルはなかなか難しいところ。ということは？お客様からのリクエストも大歓迎です！

一緒に行って食しましょう(慶子、美幸)