事業所訪問

今月はオフィスビルや病院、学校といった非住宅を中心に内装仕上げ工事をされている、隆一産業株式会社の羽織達哉社長にお話を伺いました。

この春を迎えるまでは約20名の隆一産業さん、なんと今春は高卒4名、大卒1名合計5名を採用されたそうです！5人に1人が新卒です。

まずは先輩上司が個人の能力を見極めながら適材適所となるポジションを一緒に探します。

重い荷物を運ぶのが苦手、でもクロス貼りへ転換したら今までにない進化を遂げたり、色々な部署で活躍・成長できる場の提供をされています。

在籍の職人さんが年齢を重ねていく中、技術継承は一刻も早くと考え若者の育成に取り組んでいます。

具体的に本社近くの倉庫内に仕上げ工事の練習が出来るような設備も！

建設業界の高齢化と技術者不足、分かっているけれど取り組めない会社がほとんどです。

新人教育に腕の良いベテランがとられるのです、教育は今日の利益に直結しません、でも賃金は支払わなければなりません、そう考えると今日は赤字です。

一新人に教えるより、出来る人がやったほうが、早いし上手いし安い…。即戦力重視…。

これはどの業界にも共通していえることです。

でも今日の赤字を、未来への投資と考え、将来につなげていく為に行動に移した隆一産業さんの未来は明るいはず(*^_^*)！

リーマンショックの際には赤字の仕事も請けたそうです。仕事がない、ある仕事は赤字が絶対、選択肢はふたつ、やる、やらない。

所でお付き合いのある一人親方さんには「いまの仕事は請けない、この金額を一度飲んだらずっと続くはず、いまは我慢の時期だ」

とおっしゃった方もいました。

でも隆一産業さんには守るべき社員と社員家族がいます。

会社を回さなければいけない、赤字覚悟で仕事を受け、生き延びることが出来て、そんな時についてきた社員がいるから今がある！

10年先に今の若手が主力となり活躍する為に育てて行きたいとおっしゃられていました。

「やる気が無いなら帰ってけ！」と怒鳴る先輩に、「ご迷惑おかけしました」としょんぼりして帰ってしまう新人さん。

特に男性が多い業種ではよく聞くお話です。

「社長自ら、先輩上司には「帰れまで言わなくても良いんじゃないか」と、

新人に「そこは教えてくださいお願いしますって言うんだよ」と互いの想いや、こうあるべきだと教える。仲介役をしているそうです。

夢を持たない！？持てない若者が増えているこの時代、今は中部の内装といえば「隆一産業」！、

将来は日本の内装を、未来は世界の内装を！徐々にステップアップ！夢は叶う！ただし内容を濃く、入念に、計画的かつ明確であれば！

と教えて下さった隆一産業　羽織社長！！

改めて、“夢を持つことはかっこいい”と感じました。どうもありがとうございました。