事業所訪問

大治町にある親和建設(株)の後藤社長をご紹介いただきました。

お話を伺ったのは4代目社長、後藤社長です。32歳で就任して現在７年目だそうです。

お父様のお仕事をつがれたきっかけは？ まず、学生時代の夏休みや冬休みにアルバイトをしていたそうです。今は工事現場では、アルバイトはできませが…

日当が1万円、夏休み40日、ずっと雨が降らなきゃ40万円（笑）！

「これは儲かるぞ！」と思ったのがきっかけだそうです（笑）

当時、欲しいものや、やりたいこと、があったのでしょうか？

「単純でしょ？」と笑っておられましたが、ハングリー精神が旺盛、元気な少年が想像できます。

それに、欲しいもの、やりたいこと、に手を伸ばそうと思う心は健康な証拠。(最近は減少傾向・・・)

実は、悲しいことに3代目社長のお父様が56歳で他界されたそうです。

ちょっと体調悪いかなあと病院へ行ったきり、 なんの準備も心構えもない状態で投げられた経営者のバトン！

そのバトンを取れるように肩車してくれたのが先代からの職員さんだそうです。

「僕はいまでも怒られてばっかりですよ」と言っておられました。

先代社長がどんな気持ちで現役の職員さんたちを可愛がってきたか分かりますね。

今は40人の職員さん、平均年齢42歳、基本的には新卒を採用します

学校求人を出して、新卒君も入社後にどんどん資格取得をさせるそうです。

現場が第一で、長期的に人財（材）の確保をしてくことが大事。

中途採用も随時募集してますが、定着率が良くありません。土木工事一式で達成感を得られるまでに時間がかかるのが原因かもしれません。

新卒であれば「こうゆうものなのかな」で乗り越えられるそうです。乗り越えられる現場風土ですね。

実は、こんな話し（こと）がありました。わたくし(慶子)は、後藤社長とは数えるくらいしかお会いしたことがありませんが、3回目にお会いしたとき「顔が疲れてるよ」と言われました。

「お化粧よれていますか？」と笑って返したのですが、実は会議の合間に、携帯へ別のお客様から電話があり、大きな労災事故の対応をしていたのです。

「お天道様と後藤社長はちゃんと見ているのね。」と所長が言いました。

そんな社長がいる親和建設さんなら、新卒の声に出せない「どうしよう」のサポートもばっちりだと思います。

最近の若者を否定したってはじまりません、歩み寄りを1番に。後藤社長、どうもありがとうございました。大切な気づきでした。